社長コラム

【コラム】 「ラ・フランス」 前田 洋一

令和6年1月号

ラ・フランス

昨年の秋、1day 仕事体験と題しインターンシップの受け入れを行った。
学生たちの質問に「これからの展望を聞かせてください」というものが増えてきた。彼らは現状よりも将来性を重視している。彼らの期待通りの答えが出来たのだろうか。

年末に広島に一人旅に出かけた。ひろしま美術館に行くためだ。
40年前に美術が好きな友人がここに連れてきてくれた。絵画などにまったく興味の無かった私だが、「ラ・フランス」という絵に心を奪われた。白と青のストライプのスカート、赤いガウン、フランス国旗と同じ色の服を着た女性が、緑の帽子をかぶり黄色の壁の前の椅子に座って力強く真正面を見据えている。
ナチス占領下のフランスで、色彩の魔術師と言われたマティスが描いた傑作だ。この冬久しぶりに見た「ラ・フランス」は一層輝きを放っていた。

私にはマティスのような絵を描く才能はない。が、従業員やその家族のために夢のある未来を描かなくてはならない責任がある。ワクワクするような艶やかな絵を描こう。「ラ・フランス」のようにメッセージを分かりや
すく学生に伝えたいものだ。
前田 洋一

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